一枚板

鳥取県産一枚板を扱うTAICHIROさんの世田谷千歳烏山ショールームにおじゃました。

http://taichiro.co.jp/

重厚な一枚板が並ぶ空間は圧巻。

様々な樹種があり、それぞれの一枚板にストーリーがあるそう。

例えば地元に愛されていた巨木が、工事のためにどうしても切らなきゃいけなくなり、一枚板となって記憶を受け継いでいく。

一枚板は、巨木が生きた年齢と同じだけ長持ちするそう。細胞を傷めないように、15年ほど掛けて自然乾燥するとのこと。ウレタン仕上げとせず、基本オイル仕上げだそう。

木は東西南北があって、通常南は状態がよく、北はキメの乱れが見られるらしい。通常は均一のものにするために、東西に切って製材するらしいが、TAICHIROさんはあえて南北に製材し、木の良いところも悪いところも、ひっくるめてその木の個性を一枚の板として表現する。興味深いお話を伺えました。

日吉の保育園 完成しました

日吉の保育園、開園はまだですが、ひとまず箱が完成しました。

都市にいながら、森のなかで遊んでいるような空間を作った。

子供の背より低い部分の棚は、斜めに切り落とすように処理することで、
収納量を確保すると同時に、遊ぶスペースを広くした。

そしてその操作によって、林立する棚が生き生きとした樹木に変化し、木立が立ち並ぶ森を作り出した。

早く子供たちが遊ぶ姿が見たいです!

 

施主:まなび家        http://www.manabihome.com/

企画:TSUBO

施工:バリカラー

設計:胡実建築設計事務所

 

木彫りアーティストの家

木彫りアーティストの家に遊びに行く。相原駅に初めて降りた。

あらゆる家具が自作。

少し離れたところにある、森の中のアトリエ。すべてセルフビルド。

外壁はフォークリフトのパレット、屋根はポリカ。

内部は明るくて気持ち良い。森の中のよう。工具でぎっしり。

こういう隙がある設計、真似してもできないけど、

本当に好きで作ってるんだな、というのが伝わってくる。好きが詰まっている。

壁塗り

パソコン作業の合間に壁塗り。今日は漆喰の下地のシーラー。保育園の現場。

設計だけじゃなくて施工も関わるのは心身の健康によろしい。施主の財布にも優しい。。

 

Gallery Tomなど

日吉の保育園の工事がついに始まった。

現場で収まりの確認をしながら、まだ決まりきってないところを洗い出していく。リノベーションは現状との対話なので、どうしても設計図だけだと追いきれない部分が出てくる。

 

その後生研へ。村松研究室の今年の生研公開は窓についての研究「窓-時空間からの環境との会話」。窓の進化を樹形図にまとめている絵が興味深い。原初的には窓は外部への唯一の接続点であった(生誕に於いても、人類の歴史のおいての横穴的住居空間においても)。通風、換気、採光以外にも、ラスコーの壁画のように外部イメージの表出の場であった。そこでは視覚、嗅覚、聴覚などすべての感覚の、外部とのつながりを、窓が担っていた。

その後、窓の機能、構造は進化していく。それに連れ、通風、換気、採光は建築側が担い、外部イメージ的役割は風景画、襖絵のように、写実的な絵画という表現になっていった。窓の役割分担が、感覚器官の分離をもたらした。

現代のおいては、窓は意匠的な進化の枠を超えて、建築を溶かしつつある。どこまでが窓か、定義することができない建築も多々出てきている。一方で、スマホが代表する端末によって、視覚は能動性をすら必要とせず、見ることを導いてくれるのにまかれせば良い。視覚イメージの窓は、受動的な視覚・超視覚を担うところまで進化している。

 

駒場の裏を通って松濤へ。

しかし駒場裏にはおしゃれなカフェがいくつもできている。材木屋など変わらない風景の中にぽつんと佇んている。

学生のころ何度も外観を見ながら入ることがなかったGallery Tomに入ってみる。内藤廣さん設計のギャラリーである。

山形鋼の形状の鉄板が架け渡され、トップライトを分割する屋根の役割を果たしつつ、雨を流すドレーンにもなっている。

なんとも構造、意匠、機能、お互いの距離が近い、清々しい建築である。最近はこのような建築はますます見かけられなくなってきた。

水下の方では山形鋼にドレーンが接続されている。

竣工当初の写真と見比べて、色々検証したくなった。

 

その後半蔵門で打ち合わせ。平河町 日本料理 おだか。

物産店neoichiプチリニューアル

内装を手掛けた用賀の物産店 neoichi のプチリニューアル。

昼だけでなく、夜もバーとして営業することに。

センターテーブルをバー仕様に変更修正。

オープンから2ヶ月がたち、商品も増え、だいぶ物産店っぽくなりました。

http://www.neomura.or.jp/neoichi/index.html

 

設計の合間に、WebGLを使ったリアルタイムレンダリングの実験。VRのプレゼンツールにするのが最終目的。

かんたんなモデルをUnrealEngineで作って、html5で書き出して実行してみた。パソコンだとサクサク動くのだが、スマホだとメモリ不足で動かず。

スマホで動かないと目的達成できないので、モデルを軽くするなりして、引き続き工夫してみる。

 

小竹向原の保育園

最近保育園の設計に携わっていることもあり、小竹向原にある、まちの保育園を見学させてもらった。

コンテンツを規定せず、子供の興味の赴くままに任せ、大人はあくまでそれをサポートし、引き伸ばす。

ここまでは普通だが、いわば子供の興味を種に、まちのリソースを発見して引き出し、繋ぎ合わす。子供を媒介にすれば、ひとの心は動く。子供がふと目を向けるまちの一角には、忘れられていた宝が潜んでいる。

こどもたちで広がる経済活動。こどもの前では、みんな親切に振る舞う。子供をビジネスマンに育ててはならない。

 

 

 

 

マンションリノベーション@福岡

 

福岡のマンションのリノベーションが完成した。

庭に面する特性を活かし、キッチンを庭に面する位置に移動した。

 

庭を眺めながら料理ができると同時に、庭からの視線をカットするために、

キッチンのラインを、第二のファサードと捉えて、設計した。

梁型を下がり天井で隠し、天井の上部に飾り棚と収納を設けた。

開閉する第二のファサード。キッチンのラインを閉じることで、リビングはより半外部化する。

 

■今回は福岡市東区の辰巳工務店さんに工事をお願いしました。

http://www1.odn.ne.jp/tatsu/

タイトなスケジュールのなか本当に丁寧なお仕事をしていただき、感謝の言葉しかありません。

神勝寺

前日は松山に一泊させてもらって、早朝から、伊予鉄道バスで 7:00松山→8:40今治 瀬戸内バスで8:50→10:00福山と大移動。 せとうちバスはしまなみ海道を越えるから、車窓が美しい。

福山から更にトモテツバスで瀬戸農協前まで行き、徒歩20分ほどで神勝寺到着。なんとかたどり着けた。バス乗り継ぎの旅。

受付の建物 松堂 藤森照信設計。

研究室自体に施工を手伝ったねむの木学園を思い出した。

神勝寺は全体が豊かな庭園になっていて、天気がいいこの日は実にきもちがいい。

その一角にある 一来亭

千利休が晩年、京都の聚楽屋敷に建てたとされる一畳台目の茶室を、復元したと言われている。

ブリッジを渡って反対側の敷地へ。名和晃平プロデュースの、洸庭へ。

禅を体感するためのインスタレーション。

瞑想はこういうものを見えるのか。視覚に頼りすぎている今の時代において、視覚を入り口に、視覚じゃない感覚を呼び起こすことに感動を覚えた。30分ごとに入場可能。

仕上げはいわゆるこけら葺きでしょうか。

 

 

大分の新旧図書館

昨日からの大移動で

福岡→湯布院→中津(中津城、福沢諭吉記念館)→別府→大分へ。

アートプラザ見学。磯崎新の旧大分県立図書館を転用。

マッシブで閉じているが、外部の貫入がなかから感じられ、把握可能な空間に風通しの良さを感じた。

3Fギャラリーでは磯崎新の作品群の模型が常設で展示されている。入場無料。ミュンヘン現代美術館のコンペ案や、政治で頓挫したシュトゥットガルトの美術館案などが興味深い。

 

その後最近できた坂茂の新図書館へ。

こちらはガラスの箱で、視線的には開いているが、なかにいると閉じた印象がつよかった。

紙素材でできた家具類が美しい。