三島の家 内装打ち合わせ

三島の清水町伏見の家がだいぶ出来上がってきました。

今日は塗装や壁紙の範囲の現場確認。

打ち合わせするとやはり図面では伝えきれないことの多さに気づく。細かいおさまりまで決まって良い打ち合わせであった。

洗面台は窓台に合わせ、少し高めにしておく。8

天気がよく、はじめて現場から富士山が見えました。

型枠

正面に見えてくる部分は特に型枠の質や割り付けを入念に確認した。あとスイッチ、コンセント、スリーブなど。RCはやり直しが効かないから緊張感がある。

西荻窪の共同住宅はBFの型枠作業

型枠の期間中は頻繁に現場に通って確認をする。

竹林の家リノベーション

竹林に迫り出したガラスボックスのキッチン。

笹の葉の音にひたる縁側。

そよ風を感じる屋根の上のテラス。

竹林に包まれるサンクーンリビング。

五感で竹林を感じる家をてがけました。

I邸の進捗

外壁のサッシかひと通り嵌り終えたところ。

鉄骨造らしさの随所に残しておきたいため、鉄骨の露出、隠蔽の判断を行った。

外壁下地は熱橋を作らないように前後にずらして配置している。(写真は空調の冷媒管もドレン管)。配管、配線を終えてから、断熱材の吹き込みを行う。

予算の関係で木造用の規格サッシを使っているが、鉄骨のスパンと上手くあい、気持ちいい。ここの連窓の取り付けは特に大変だったと大工さんはいう。

傾斜地に建つ住宅の新築

計画中の共同住宅の敷地における既存住宅の解体がいよいよ終わりが見えてきた。もともとは傾斜地に木造の一戸建が建っていた。

傾斜地に建つ一戸建の解体、新築はハードルが高い。

大体RCで地盤を持ち上げて(駐車場にするなど)、上に木造の住宅を建てるケースが多い。人工地盤として作らずに建築と一体で作った場合は基本上物と一緒に撤去しないと新築ができない。(人工地盤とするには、地盤の上に所定の厚みの盛り土をする等基準がある。)

解体されたRCは鉄筋を外されて砕かれ、道路の底盤やRCの再生骨材として再利用されるが、再生コストは高くつくと思われる。

資源がますます限られる昨今、下のRC部を撤去せずとも上物だけの新築ができないものか、と思うのである。

省エネ計算

省エネルギー計画の適合義務、届出義務、説明義務が施行されてから、個人邸や共同住宅の省エネ計算をする機会が増えた。

学校でこの分野の授業を持っていることもあり、できるだけ外注せずに、自分で行ってきた。

先日、都内の共同住宅(300平米超の共同住宅につき届出義務)を役所に届け出をし、受理されたのだが、最初は界壁、界床の扱いが分からず、苦労した。結果的にわかったのだが、出回っている外皮計算ソフトのなかでは、共同住宅非対応の物もあって、そもそも界壁などの設定がなかったこと。

ソフトを変えて、無事外皮性能計算を終えた。基本住戸の数だけ一戸建の要領で行うのだが、今回七戸とまだ少なかったから良かったものの、もっと住戸が増えた場合はフロア計算法をおすすめする。

アカデミックにやるべきではないかもしれない意匠設計ですが、ますます強まる省エネルギーの要請を考えればアカデミックな方向にシフトせざるを得ないように思う。マイナスに考えれば自由度が下がると言えるが、あえてプラスに考えて、新しいデザインのきっかけとして捉えたい。ひと昔の大御所建築家のように全面大開口は難しくなるかとしれないが、デザインと十分リンクさせるためにも、省エネルギー計算を安易に外注せず、意匠設計者が主導しておこなうべきだと考える。

I邸中間検査

中間検査を実施しました。

鉄骨造の場合の中間検査は、材料の品質を見るという意味で、書類による検査のウェイトが大きく、

書類だけでも、地盤補強工事報告書、配筋検査報告書、コンクリート配合計画書、コンクリート供試体圧縮強度試験報告書、鋼材検査証明書、溶接社内検査報告書、溶接第三者受入検査報告書、ボルト検査証明書、ブレース検査証明書、監理報告書と盛りだくさん。

今回は井上鉄工さんに鉄骨工事をお願いしましたが、さすがMグレードだけあり、書類もスムーズにそろえていただいた。現場溶接はまだ全数終わらないので、現場溶接検査は全数の30パーセントを後日第三者によって行い、完了検査の時にまとめて報告することとなった。

I邸PJ 鉄骨検査

三鷹にある井上鉄工さんに制作を依頼しています。検査では、主に寸法、板厚、ダイアフラムの角度をチェックしました。 

三次元の複雑な形で、溶接箇所も多いにもかかわらず、きれいに丁寧に作ってくださっています。

誤差は全て3ミリ以下に収まっていました。

建て方は12月予定。立ち上がった後も、現場溶接作業がしばらく続きそうです。中間検査はその後になるか。