小竹向原の保育園

最近保育園の設計に携わっていることもあり、小竹向原にある、まちの保育園を見学させてもらった。

コンテンツを規定せず、子供の興味の赴くままに任せ、大人はあくまでそれをサポートし、引き伸ばす。

ここまでは普通だが、いわば子供の興味を種に、まちのリソースを発見して引き出し、繋ぎ合わす。子供を媒介にすれば、ひとの心は動く。子供がふと目を向けるまちの一角には、忘れられていた宝が潜んでいる。

こどもたちで広がる経済活動。こどもの前では、みんな親切に振る舞う。子供をビジネスマンに育ててはならない。

 

 

 

 

マンションリノベーション@福岡

 

福岡のマンションのリノベーションが完成した。

庭に面する特性を活かし、キッチンを庭に面する位置に移動した。

 

庭を眺めながら料理ができると同時に、庭からの視線をカットするために、

キッチンのラインを、第二のファサードと捉えて、設計した。

梁型を下がり天井で隠し、天井の上部に飾り棚と収納を設けた。

開閉する第二のファサード。キッチンのラインを閉じることで、リビングはより半外部化する。

 

■今回は福岡市東区の辰巳工務店さんに工事をお願いしました。

http://www1.odn.ne.jp/tatsu/

タイトなスケジュールのなか本当に丁寧なお仕事をしていただき、感謝の言葉しかありません。

神勝寺

前日は松山に一泊させてもらって、早朝から、伊予鉄道バスで 7:00松山→8:40今治 瀬戸内バスで8:50→10:00福山と大移動。 せとうちバスはしまなみ海道を越えるから、車窓が美しい。

福山から更にトモテツバスで瀬戸農協前まで行き、徒歩20分ほどで神勝寺到着。なんとかたどり着けた。バス乗り継ぎの旅。

受付の建物 松堂 藤森照信設計。

研究室自体に施工を手伝ったねむの木学園を思い出した。

神勝寺は全体が豊かな庭園になっていて、天気がいいこの日は実にきもちがいい。

その一角にある 一来亭

千利休が晩年、京都の聚楽屋敷に建てたとされる一畳台目の茶室を、復元したと言われている。

ブリッジを渡って反対側の敷地へ。名和晃平プロデュースの、洸庭へ。

禅を体感するためのインスタレーション。

瞑想はこういうものを見えるのか。視覚に頼りすぎている今の時代において、視覚を入り口に、視覚じゃない感覚を呼び起こすことに感動を覚えた。30分ごとに入場可能。

仕上げはいわゆるこけら葺きでしょうか。

 

 

大分の新旧図書館

昨日からの大移動で

福岡→湯布院→中津(中津城、福沢諭吉記念館)→別府→大分へ。

アートプラザ見学。磯崎新の旧大分県立図書館を転用。

マッシブで閉じているが、外部の貫入がなかから感じられ、把握可能な空間に風通しの良さを感じた。

3Fギャラリーでは磯崎新の作品群の模型が常設で展示されている。入場無料。ミュンヘン現代美術館のコンペ案や、政治で頓挫したシュトゥットガルトの美術館案などが興味深い。

 

その後最近できた坂茂の新図書館へ。

こちらはガラスの箱で、視線的には開いているが、なかにいると閉じた印象がつよかった。

紙素材でできた家具類が美しい。