日吉の保育園 完成しました

日吉の保育園、開園はまだですが、ひとまず箱が完成しました。

都市にいながら、森のなかで遊んでいるような空間を作った。

子供の背より低い部分の棚は、斜めに切り落とすように処理することで、
収納量を確保すると同時に、遊ぶスペースを広くした。

そしてその操作によって、林立する棚が生き生きとした樹木に変化し、木立が立ち並ぶ森を作り出した。

早く子供たちが遊ぶ姿が見たいです!

 

施主:まなび家        http://www.manabihome.com/

企画:TSUBO

施工:バリカラー

設計:胡実建築設計事務所

 

木彫りアーティストの家

木彫りアーティストの家に遊びに行く。相原駅に初めて降りた。

あらゆる家具が自作。

少し離れたところにある、森の中のアトリエ。すべてセルフビルド。

外壁はフォークリフトのパレット、屋根はポリカ。

内部は明るくて気持ち良い。森の中のよう。工具でぎっしり。

こういう隙がある設計、真似してもできないけど、

本当に好きで作ってるんだな、というのが伝わってくる。好きが詰まっている。

壁塗り

パソコン作業の合間に壁塗り。今日は漆喰の下地のシーラー。保育園の現場。

設計だけじゃなくて施工も関わるのは心身の健康によろしい。施主の財布にも優しい。。

 

Gallery Tomなど

日吉の保育園の工事がついに始まった。

現場で収まりの確認をしながら、まだ決まりきってないところを洗い出していく。リノベーションは現状との対話なので、どうしても設計図だけだと追いきれない部分が出てくる。

 

その後生研へ。村松研究室の今年の生研公開は窓についての研究「窓-時空間からの環境との会話」。窓の進化を樹形図にまとめている絵が興味深い。原初的には窓は外部への唯一の接続点であった(生誕に於いても、人類の歴史のおいての横穴的住居空間においても)。通風、換気、採光以外にも、ラスコーの壁画のように外部イメージの表出の場であった。そこでは視覚、嗅覚、聴覚などすべての感覚の、外部とのつながりを、窓が担っていた。

その後、窓の機能、構造は進化していく。それに連れ、通風、換気、採光は建築側が担い、外部イメージ的役割は風景画、襖絵のように、写実的な絵画という表現になっていった。窓の役割分担が、感覚器官の分離をもたらした。

現代のおいては、窓は意匠的な進化の枠を超えて、建築を溶かしつつある。どこまでが窓か、定義することができない建築も多々出てきている。一方で、スマホが代表する端末によって、視覚は能動性をすら必要とせず、見ることを導いてくれるのにまかれせば良い。視覚イメージの窓は、受動的な視覚・超視覚を担うところまで進化している。

 

駒場の裏を通って松濤へ。

しかし駒場裏にはおしゃれなカフェがいくつもできている。材木屋など変わらない風景の中にぽつんと佇んている。

学生のころ何度も外観を見ながら入ることがなかったGallery Tomに入ってみる。内藤廣さん設計のギャラリーである。

山形鋼の形状の鉄板が架け渡され、トップライトを分割する屋根の役割を果たしつつ、雨を流すドレーンにもなっている。

なんとも構造、意匠、機能、お互いの距離が近い、清々しい建築である。最近はこのような建築はますます見かけられなくなってきた。

水下の方では山形鋼にドレーンが接続されている。

竣工当初の写真と見比べて、色々検証したくなった。

 

その後半蔵門で打ち合わせ。平河町 日本料理 おだか。

物産店neoichiプチリニューアル

内装を手掛けた用賀の物産店 neoichi のプチリニューアル。

昼だけでなく、夜もバーとして営業することに。

センターテーブルをバー仕様に変更修正。

オープンから2ヶ月がたち、商品も増え、だいぶ物産店っぽくなりました。

http://www.neomura.or.jp/neoichi/index.html

 

設計の合間に、WebGLを使ったリアルタイムレンダリングの実験。VRのプレゼンツールにするのが最終目的。

かんたんなモデルをUnrealEngineで作って、html5で書き出して実行してみた。パソコンだとサクサク動くのだが、スマホだとメモリ不足で動かず。

スマホで動かないと目的達成できないので、モデルを軽くするなりして、引き続き工夫してみる。