バーカウンター

用賀のお店のリニューアル。

バーにするため色も落ち着いたトーンとし、独立カウンターを置いた。

バーカウンターは貴金属系の壁紙を貼って、マッシブなメタル感、重厚感を出した。

因島 春

3日間因島に出張で滞在した。

因島の春は気持ちいい。穏やかな海のパノラマビューが広がり、時間がゆったり流れている。

ところどころの民家は土壁が崩れ、屋根瓦は欠け落ち、島の風景に還元しようとしている。リノベーションは建物を時間の流れから掬いだし、束の間解放させつつ、またそっとその流れの中に戻していく作業だ。建物はこの時間の流れの中でこそ呼吸し、生き生きとするように見える。

松山から因島への道中、ガソリン切れに遭う。最寄りのガソリンスタンドまでまだ4kmくらいあったので、人生初めてのヒッチハイク敢行か、と思った矢先、親切なトラックのおじさんが止まってくれて、なんと最寄りのガソリンスタンドまでガソリンを購入して来てくれて難を無事切り抜ける。地元のやさしさに触れた。

滞在中はまとめて業者打ち合わせ。因島からフェリーで渡れる佐島にある、古民家ゲストハウス 汐見の家を、見学を兼ねて一泊。尾道市内の有名な宿アナゴノネドコも見学させていただく。大山神社にお参りもし、いろいろと充実した。

地元の食堂は安くてうまい。因島は火曜日お休みの飲食店が多い。因島のソールフードであるお好み焼き(いんのこ)はまた今度のお楽しみ。

 

ランドスケープ卒計展

日比谷ランドスケープデザイン展2018の講評会のゲストクリティークを務める機会をいただきました。

ランドスケープデザインの卒業設計を意識して観るのが初めてだったので、講評は甚だ烏滸がましい感じでしたが、建築の卒業設計との違いに着目するとランドスケープデザインの特徴が見えてきた。

まずは時間を利用してデザインするという視点。植栽のレイアウトを、根の張り方や成長の仕方から、今後の地形に与える変化まで考慮をして、現時点の植栽のレイアウトにとどまらず、今後10年、20年後のランドスケープまで想像してデザインする、建築でやりたいけどなかなかできない、うらやましい手法と感じた。

もうひとつは、スケールが大きいこと、屋外や半屋外が多いことも影響するが、活動のためのデザインが多かった。建築が静の空間だとしたら、ランドスケープは動の空間といえるだろうか。逆に動の空間を扱う建物は、建築的発想でつくるよりも、最初からランドスケープ的発想でスタートしたほうが、開放的で呼吸する空間ができる気がした。