基礎配筋

小金井の住宅PJの配筋および基礎打設完了時の写真

スリーブの位置、アンカーボルトの位置の確認
今回は吹付け断熱ですが、スタイロフォームによる基礎断熱の場合は型枠と一緒に打ち込む

両国のホテル

両国のホテルPJが本日消防検査と保健所検査を無事パスし、竣工しました。

オリンピック前ということもあり、この2年で3件目のホテル用途変更+リノベーション物件です。植栽ポットが入って、緑に覆われたら、また違う雰囲気になるので待ち遠しいです。

受付とベンチを新設しましたが、避難タラップがベンチの真上のため、消防検査で言われました。今回はタラップをいっぱい伸ばした状態でも干渉がなかったので大丈夫だったのですが、要注意です。

現場にて

荻窪の現場の外回りができ始めてきた。

FIX建具の一部が大工さん工事としたが、既成品よりももしかして綺麗にできていて、改めて年配の大工さんの技術の高さを実感した。

外壁の木張りも、角部分が難しい収まりにもかかわらず、一週間ほどでほぼ張り終わっていた。ここに来てハイペースで進んでいるので、完成が見えてきて、待ち遠しい気持ちになる。

講評対象としてランドスケープを考える

日比谷ランドスケープデザイン展2019にゲスト講師として参加させていただいた。

建築の視点からコメントすることを求められていたとはいえ、ランドスケープを普段デザインわたしとして、どういうコメントをすればいいか迷いもあったが、実際の作品を拝見すると、建築とランドスケープにほとんど垣根がないことに改めて気付かされた。

あえて言えばランドスケープがよりピュアで建築的空間を表現しているようにも感じた。

時間軸をしっかり取り入れた設計もそうだし、純粋に美しいものを追求するデザイン手法、一見リアリティが無いように見えるデザインでも、少なくプレゼンテーションのところまではしっかり現出できているところを見ると、最終的にデザインを実現させるのは、それを作りたい情熱なのかなと、改めて思った。心象風景をリアリティを排除して作り出すこともデザインだし、その美しい成果物を、パッションをもって、なるべく忠実に実現させるのも、デザインだと思った。作るプロセスにもデザインは存在しないと本来はいけないはずである。しかし両者はあえて分けて考えていいのではないか、とも考えた。

場所をベクトルの集合として考えてみる。何も手つかずの場所はベクトルがない状態、何かの手を加えた(ベクトルを足した)状態が、人工的な状態だとすると、例えば商業建築はベクトルをひとの欲望を掻き立てる方向にベクトルをかき集めたような状態だし、いわゆる一般的な建築もその傾向は多少ならずある。

対してランドスケープのめざす方向は、たくさんベクトルが存在すれど、ベクトル同士が打ち消し合って、ゼロの場を作り出す、ということではないだろうか、と思った。

マンダラにふれる

観想の空間 マンダラ・尾道・曼荼羅

を読む。

代表的なマンダラ絵図を紹介した後、マンダラを意識した現代アートの試みが載せられていて、マンダラに関する考察の文章がいくつか載せられている。

 

マンダラのための原形態 植田信隆 が面白い。説明を読むとこのように理解できる。

エレメント=四大(地、水、空気、熱)地と水が根を生じ、水と空気で葉が繁り、空気と熱で花を咲かせる。桜は、真ん中のプロセスを通り越して根と花だけの状態で見えるから、余計大きなエネルギーを吸い上げる必要があり、そのため、上部がより高められた命を感じられ、低みにはより粗雑で死滅した物質があるように感じられる。満開の桜の花に、植物の本質である、生命の蕩尽をもっとも感じることができる。

建築としての曼荼羅(ひずめ あきお)の一節の抜粋

「なかでも曼荼羅はきわめて成熟した建築といえる。それは密教僧の住む家にほかならない。(中略)彼らは瞑想と称しているが、実は曼荼羅の内部空間に実際的に生活しているも同然だ。(中略)触覚的な視覚を有するものならば、実際に建築せずとも設計図の中で十分生活できるのである。(中略)当時知られている限りの幾何学を援用して、無数の要素が有機的に階層化され、グルーピングされる。(中略)もし空間がフラクタル幾何学を学んでいたら、現存するような曼荼羅の形式を取っていなかっただろう。」

スマートフォンは現代のマンダラとなったのか。いや、スマートフォンには奥がない。しかしすでに空間がある。建築が精神の住処であり続けるためには、もはや空間を追求するのではなく、無限の奥、スケールを横断するの拡大縮小性、をめざすべきではないだろうか。

 

因島、尾道

今回は最終日を尾道ですごした。

尾道で暮らす 人々には独特な気風、大らかさ、自由さを感じた。

しかしその自由さは裏返せば、何でも受け入れるのではなく、取捨選択をする勇気を持つ先に得られるものであって、捨てることを躊躇しないドライな一面を併せ持つ人々のように感じた。都会の馴れ合いからはみ出し、尾道で好きなことに一途に暮らす人々がふと羨ましく思った。

 

今回は因島の旅館<ぽたりん>の作業がまずまず進んだ。

ぽたりんとは、気のおもゆくままに自転車ではしるポタリングから来ている名前で、しまなみ海道の中継地に位置するここ因島に、自転車の方が気軽に利用できるようにというコンセプトで作っている。

工事は一部業者さんにまかせているが、部分的にセルフビルドを施し、尾道の自活、独立の精神と接続するデザインを目指している。

今回はそのセルフビルドのなかでもメインとなるバーカウンター、洗面カウンター、風呂カウンターなどの造作家具をメインに進めた。

今後の個人的な課題や興味:

洗面カウンターの表の材料となる古材を探す。

船で宿にアクセスできるよう、船舶免許を持ってる人の協力を得るか、船ツアーをやっているところとコラボをする。

ちなみに、ネコノテ観光業(ネコノテパン工場と併設?)というところが船で島を周るツアーをやっているらしく、話を聞きに行ってみたい。

 

 

 

 

吹き抜けのイメージと現況

 

 

 

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洗面カウンターのイメージと現況

 

 

 

 

 

 

 

バーカウンターのイメージと現況

 

 

余談で今回のその他の収穫:

尾道のけん玉ロックカフェで、ブランコというけん玉の技を教えてもらい、練習した末できたのがかなり満足度高かった。ここの店主さんはけん玉のチャンピオンらしく、いまの国際的なけん玉ブームの火付け役の方らしい。

ちなみにここにあった椅子が面白い形状をしていた。丸太をチェンソーでシンプルに切れ目を入れると、嵌合する2つの椅子に早変わり。

 

 

寒星空

因島は街灯が少なく、まわりも大きな街がなくて空が明るく照らされることもない。

おまけに今日は新月で月の光もない。

さらに晴天とくれば星空を眺める絶好の日和。

寒さを我慢して星空を眺めては写真を取っていたらいつの間にか寒さを忘れていた。

そして気づかないうちに新しいセーターはアメリカセンダングサの種子(服に種子がくっつく植物の一種)だらけになっていた。

北の方向には北斗七星と北極星がくっきり見えている。

 

明るい空のあたりは尾道の街灯による照り返しとおもわれる。

ニュアンスの形状

新規住宅のプレゼン。

言葉で説明できる形状はやり尽くされているので、

言葉ほど明確じゃない、ニュアンスに近い形状操作を目指してやってみようかと。

そのあと、節分ということで、なんと恵方巻きまでごちそうになってしまった。

人生で初めて恵方巻きを頬張る。

しかも東南東のむきにむかって。

 

 

その後空港に直行し広島空港へ。

 

相原の家に家具が入った

相原の家の家具が置かれて、ぐっと生活感が生まれた。

一部家具は施主の手作り。

ほかの家具や食器、雑貨類は少しずつ中古ショップで買い足していったものが多いらしく、全体的にひとつの世界感をうまく作り出している。

 

猫の存在も相まって、時間がまったり流れる心地いい空間となっていた。

今回は造作家具を壁のどこでも増設できるように内壁側をすべて構造用合板としたが、構造用合板は透湿率が低く、そのせいか朝方には窓に結露が発生していたところがあった。すべて構造用合板とせずに何枚かをプラスターボードにするべきだったかもしれない。外壁側はダイライトなので透湿率が高いため躯体内結露の心配はまずない。

ちなみに漆喰塗りたてのときは漆喰から水が抜けていく過程の1ヶ月程度は特に結露が発生しやすいらしい。

 

 

 

丘の上の家

相原の家が竣工しました。

写真は写真家の田中さんにお願いした。

 

形状と素材をつなぐ肌理を、いわゆるテクスチャを作らなくても応用して作れることに気づいたのが大きな収穫でした。今回の場合ではそれは室内の粗い漆喰だったり、外装材の木の表情のばらつきだったり。

ディテールの作り込み具合を揃えたのも結果的にうまく行ったのかもしれな

施主の変更要望を、ポジティブに捉えて最後まで遂行したのが結果的にうまく行った。建築はなんだかんだいって、変更も含め、かけた時間だけよくなってくる。

いいお施主さんに巡り会えたことに感謝。