岡山の産後ケアセンター

岡山の産後ケアセンタープロジェクトがスタートしました。

産婦人科の病棟の移転に伴い、旧病棟を取り壊さずに、リノベーションして運用する計画です。

といっても鉄骨のスケルトンに一回してしまうので、平面の自由度は新築とさほど変わらないです。(かかるコストもじつはさほど変わりません。)スケルトンになった鉄骨造の内部は無骨でなかなかカッコいいです。

隔週の定例に参加するため、これからはしばらく岡山に通うことになりそうです。もう一つ進行中の岡山プロジェクトがあるので毎回それなりに盛りだくさんな出張になりそうです。

I邸中間検査

中間検査を実施しました。

鉄骨造の場合の中間検査は、材料の品質を見るという意味で、書類による検査のウェイトが大きく、

書類だけでも、地盤補強工事報告書、配筋検査報告書、コンクリート配合計画書、コンクリート供試体圧縮強度試験報告書、鋼材検査証明書、溶接社内検査報告書、溶接第三者受入検査報告書、ボルト検査証明書、ブレース検査証明書、監理報告書と盛りだくさん。

今回は井上鉄工さんに鉄骨工事をお願いしましたが、さすがMグレードだけあり、書類もスムーズにそろえていただいた。現場溶接はまだ全数終わらないので、現場溶接検査は全数の30パーセントを後日第三者によって行い、完了検査の時にまとめて報告することとなった。

I邸PJ

I邸PJが着々と進んでおります。

10月半ばに配筋、RC基礎打設を終えました。

基礎配筋の様子
RC打設後の様子

上部の重量鉄骨造を充分支えられる、頑丈な基礎ができました。

解体そろそろ完了

I邸PJの既存住宅の解体はほぼ終わり、お盆明けにいよいよ着工準備と地鎮祭になります。

解体は今回は不要な家具類も、そのまま置いておけば撤去していただけました。(別料金か、そもそも残置してよいのかはその都度要確認)

飯田橋高層マンションリノベーション

圧倒的短工期(設計から竣工までなんと一ヶ月!)のお仕事で、内容を聞いた時に、シビアすぎて逆にやりたくなりました。

工期が短い中、なるべく高いクォリティを出すために、今日も朝から施工中。ちなみに今週末土日も施工の予定。

施工打ち合わせのために早朝に現地入り。

眼下に広がる高層ビューを横目に、大工さんと納まりについて仔細に打ち合わせをしました。

京急富岡の家リノベーション

去年夏から設計を進めていた京急富岡の家リノベーションも、形状はおよそ完成し、仕上げを残すのみとなった。

今日はコンセント、スイッチの開口をメインに確認。構造体が集中して設置できない箇所がいくつかある。展開図の軸線付近は要注意。

大工さん基本平面図見て作業すすめるので、情報量多くなって見にくくなっても、なるべく平面図に書くべきかもしれない。

現場にて

荻窪の現場の外回りができ始めてきた。

FIX建具の一部が大工さん工事としたが、既成品よりももしかして綺麗にできていて、改めて年配の大工さんの技術の高さを実感した。

外壁の木張りも、角部分が難しい収まりにもかかわらず、一週間ほどでほぼ張り終わっていた。ここに来てハイペースで進んでいるので、完成が見えてきて、待ち遠しい気持ちになる。

因島、尾道

今回は最終日を尾道ですごした。

尾道で暮らす 人々には独特な気風、大らかさ、自由さを感じた。

しかしその自由さは裏返せば、何でも受け入れるのではなく、取捨選択をする勇気を持つ先に得られるものであって、捨てることを躊躇しないドライな一面を併せ持つ人々のように感じた。都会の馴れ合いからはみ出し、尾道で好きなことに一途に暮らす人々がふと羨ましく思った。

 

今回は因島の旅館<ぽたりん>の作業がまずまず進んだ。

ぽたりんとは、気のおもゆくままに自転車ではしるポタリングから来ている名前で、しまなみ海道の中継地に位置するここ因島に、自転車の方が気軽に利用できるようにというコンセプトで作っている。

工事は一部業者さんにまかせているが、部分的にセルフビルドを施し、尾道の自活、独立の精神と接続するデザインを目指している。

今回はそのセルフビルドのなかでもメインとなるバーカウンター、洗面カウンター、風呂カウンターなどの造作家具をメインに進めた。

今後の個人的な課題や興味:

洗面カウンターの表の材料となる古材を探す。

船で宿にアクセスできるよう、船舶免許を持ってる人の協力を得るか、船ツアーをやっているところとコラボをする。

ちなみに、ネコノテ観光業(ネコノテパン工場と併設?)というところが船で島を周るツアーをやっているらしく、話を聞きに行ってみたい。

 

 

 

 

吹き抜けのイメージと現況

 

 

 

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洗面カウンターのイメージと現況

 

 

 

 

 

 

 

バーカウンターのイメージと現況

 

 

余談で今回のその他の収穫:

尾道のけん玉ロックカフェで、ブランコというけん玉の技を教えてもらい、練習した末できたのがかなり満足度高かった。ここの店主さんはけん玉のチャンピオンらしく、いまの国際的なけん玉ブームの火付け役の方らしい。

ちなみにここにあった椅子が面白い形状をしていた。丸太をチェンソーでシンプルに切れ目を入れると、嵌合する2つの椅子に早変わり。

 

 

因島セルフビルドの旅

因島に一週間ほどこもってセルフビルドをするという、貴重な体験をした。

体をここまでフルに動かすということも久々だし、メディアから(ある程度ではあるが)隔絶されて一週間過ごすというのも最近なかったことである。

何人かのお友達が東京や地方からわざわざ掛けてけてくれた。みんなでしばらくの共同生活。古民家を旅館に改造するのだが、泊まれる状態の部屋(仕上がっている部屋)が2つあって、みんなでそこで雑魚寝をした。

朝はチャイム(因島鏡浦町には朝6時にチャイムがなる。東京でやれば間違いなく苦情が来るであろう。)とともに起き、たまたま早起きできたメンバーと車で気ままに島を巡り、朝焼けを楽しむ。

 

朝九時くらいから太陽が沈む16時半くらいまではもっぱら作業。現場判断が多く、作るものや必要な材料もその場でどんどん決めていく。足りない材料があれば車で10分のホームセンターで買い足しては作業を続けるという連続。ホームセンターが近くにあったからこそこのような無計画なことができたと、幸運に感謝する。

 

昼ごはんは車を走らせていくつか定食屋が集まっている地域で食べる。候補こそ少ないが、どれも美味しくて量が多くてそして安い。

夜は島に一個しかない(知る限り)銭湯に行って、その日の気分でご飯屋さんを探して食べて、隙間風の入る部屋にみんなでこたつを囲み、寝るまで少しみんなで飲むという、懐かしくてもあるような、理想的な生活。豊かさとは何かを改めて考えさせられる。

因島や尾道からも興味を示していただいている方々が遊びにきたりと、少しも飽きない一週間だった。

竣工間際

外装がほぼ終わり、内部の形状もほぼ再現されて、あとは仕上げをするのみ。ここからがらりとまた印象が かわるでしょう。