海老名店舗工事開始

海老名のお店の工事が本格始動しました。

B工事はおよそ終わり。グリーストラップや排水溝が納まりました。

と思った矢先、排水の位置が一箇所違うことに気付き、早速修正を指示しました。工事区分がややこしいため、責任の所在が厄介になりそう。

今日からC工事。初日は墨出しなど。ここから怒涛な一ヶ月半が始まる。

日吉保育園運用状況

ヒアリング兼ねて日吉保育園に久々に行きました。完成して2ヶ月ちょっとのタイミングです。

可愛らしい備品がたくさん入って、カラフルで随分印象が変わりました。

賑やかで楽しげです。

なにより子供が楽しそうに遊んでいたので、一安心しました。

高いオープンの棚には重いものはおけない(分かってはいましたが)から扉をつけるべきだったことや、厨房、トイレは衛生上、保育室との境に隙間を設けるべきではなかった(ガラリも不可(?))ことなど、指摘もたくさんありましたが、修正しつつ、今後に活かしたいと思います。

外付けGPU導入

 

最近VR環境を整えるべく、HTC_VIVEを購入した。

購入したのはいいが、ノートパソコンしかなく、動かない前提で繋いでみる。ちなみノートパソコンはnew XPS15、2016年のモデルでGPUはGeForce GTX 960m。CPUはi7-6700HQ 2.60Hz。

動いたのだが、GPU性能が追いつかず、フレームレートが落ちすぎて、VR酔を起こしてしまう。

そこでGPU性能を補うべく、方策を講じたのが、外付けGPUの導入。

別途デスクトップパソコンの導入も検討したが、まれに外のプレゼンでVR環境を持っていく必要を考え、かろうじて携帯できる大きさの外付けGPUとした。

AKiTiO Node にMSI GTX1080 GAMING X 8Gを組み込むこととした。

 

接続が苦労したのでメモ:

AKiTiO Nodeとノートパソコンはthunderbolt で接続。
VIVEとGPUポートはHDMIで接続。
GPUポートとノーパソをHDMIでつなぐと、おそらくノーパソのスクリーンが出力側として認識されないためか、うまくいかなかった。そのため、GPUポートとノーパソはそのまま繋げず、別のモニターとGPUポートをHDMIでつなげる。
スクリーン選択で、ノートパソコンを表示させず、セカンドスクリーンのみ、とした。

VIVEとノートパソコンのつなぎ方は説明書通り。

これで問題なくVRは作動した。
今のノートパソコンでなんとかVR環境を整えたいと考える際は一つの選択肢となるかもしれない。

 

 

今年もバー作りました

友人が立ち上げた用賀サマーフェスティバルも今年で13年。

https://www.youga-summer-festival.com/

今年は予報されていた雨もふらず、すごい繁盛ぶり。

毎年祭りに彩りを添えるべくバーやら建築的要素を提案してきました。

今年は地元に本拠地のある工務店、東京組のコラボ企画として、

東京組による資材提供&施工協力、わたし設計で、バーをつくりました。

やはり東京組は心強い。通常夜中までかかっていた施工が、ほぼ半日足らずでおわり。

通常下地に使われるパネルを、屏風状に立て、孔を利用して木材で串刺しして留めるというところが、少し新しい提案になったのかなと思います。

明日もお祭りやってます!

北京について考える

都市のスケールについて考える。

自分が感じる表皮的な建築と、粒子的建築の差は何かと考えたとき、

カテナリーと放物線という、似た2つの曲線の成り立ちを借りれば説明する糸口が見つかるのではと思って、下記のような仮説を建ててみる。

カテナリー(懸垂曲線)と放物線
重ねても違いがほとんどわからない二つの曲線だが、
その違いこそがデザインの決定的な差異を生んでいるのではないかと考えている。

放物線はテクスチャマッピング
放物線は、x方向に等分布荷重がかかる。長い物差しを外部に置いて、雪が降り積もった時のたわみの形状をイメージする。
傾きが急な部分ほど、同じx方向単位長さにおける曲線が長くなるから、同じ長さの曲線における荷重は軽くなる。傾きが緩やか中心付近に比べ、傾きが急な周辺のほうが、同じ荷重が広い範囲に分散される。

荷重を二次元の画像に置き換え、曲線を二次元の投影面に置き換えてみる。四つ角をつかんだ風呂敷に、上から画像を投影するとイメージすればいい。投影された画像は、中心付近は歪みなく投影されるが、端っこのほうは、投影面が斜めになっているため、画像がゆがんで投影される。画像の
粗密が生まれるのである。

カテナリーは充てん
カテナリーの場合は、曲線の長さ分の等分布荷重がかかる。数珠のネックレスをイメージすればわかりやすい。傾きに関係なく、すべての個所からY方向に同じだけの重力がかかる。

同じように次元を上げ、風呂敷を例にとると、風呂敷にパチンコ玉を一層敷き詰めるのをイメージするといい。パチンコ玉はフラットな面に並べると、ハニカム形状に並ぶ。風呂敷に敷き詰めたパチンコも同じく、中心付近はハニカム形状が並ぶ。では周辺はどうか。画像投影の時のようにゆがんだハニカム形状になるかというと、そうはならない。五角形が発生したりして、形状を埋めるのにもっとも効率のいい形に落ち着く。
パチンコの玉は、粗密の違いなく、曲面をきれいに埋め尽くすように並ぶ。
しかし、画像をこのように、粗密を変化させず(歪みなく)曲面に並べようとしたら、困難である。

テクスチャマッピングが表現する面は、投影面としての面である。見る人も面の奥行きを気にせず、むしろ時間軸における変化を期待する。
それに対し、充てんが表現する面は、立体が存在する前提の表面である。つまり、ひとは表面を見、見えないはずの立体を想像できるのである。

北京のいま林立している建築はどちらかと言うとテクスチャマッピング的で、流動性、スピード感を帯びている。

しかし、そこには奥を感じる立体的な要素を感じられない。四合院に代表される北京の奥行きを取り戻すにはどうすればいいのだろうか。

オーバースケール都市北京

久々に北京にいった。

北京はファサード建築真っ盛り。

ただでさえ大きい街区に、表皮的ジェスチャを帯びた建築が陣取ることで、

完全にヒューマンスケールを逸脱した都市と化してしまっていた。

表皮的、細胞的ジェスチャではなく、堆積的、粒子的ジェスチャであれば、

小さいスケールを失うことなく、大きい都市スケールを表現できるのではないかだろうか。

北京はやはり小さいスケールを入れ子状に内包したフラクタル構造が似つかわしい。

 

光華路SOHO

 

光華路SOHO2

MADによる朝陽公園広場PJ

 

前門にあるMADの四合院PJも見させてもらった。

コンラッドホテル

人民日報の建物

六弦の本棚

手がけている  三軒茶屋のオフィスの家具を無事納入した。

音楽をこよなく愛する施主のために、

弦をイメージした本棚を提案した。

横材(弦)に太さをもたせることで、最低限の垂直要素で成り立つ、水平性の強い本棚を目指した。

横材に溝を掘り、CDやレコードをディスプレイする機能を兼ねた。

一枚板

鳥取県産一枚板を扱うTAICHIROさんの世田谷千歳烏山ショールームにおじゃました。

http://taichiro.co.jp/

重厚な一枚板が並ぶ空間は圧巻。

様々な樹種があり、それぞれの一枚板にストーリーがあるそう。

例えば地元に愛されていた巨木が、工事のためにどうしても切らなきゃいけなくなり、一枚板となって記憶を受け継いでいく。

一枚板は、巨木が生きた年齢と同じだけ長持ちするそう。細胞を傷めないように、15年ほど掛けて自然乾燥するとのこと。ウレタン仕上げとせず、基本オイル仕上げだそう。

木は東西南北があって、通常南は状態がよく、北はキメの乱れが見られるらしい。通常は均一のものにするために、東西に切って製材するらしいが、TAICHIROさんはあえて南北に製材し、木の良いところも悪いところも、ひっくるめてその木の個性を一枚の板として表現する。興味深いお話を伺えました。

日吉の保育園 完成しました

日吉の保育園、開園はまだですが、ひとまず箱が完成しました。

都市にいながら、森のなかで遊んでいるような空間を作った。

子供の背より低い部分の棚は、斜めに切り落とすように処理することで、
収納量を確保すると同時に、遊ぶスペースを広くした。

そしてその操作によって、林立する棚が生き生きとした樹木に変化し、木立が立ち並ぶ森を作り出した。

早く子供たちが遊ぶ姿が見たいです!

 

施主:まなび家        http://www.manabihome.com/

企画:TSUBO

施工:バリカラー

設計:胡実建築設計事務所

 

木彫りアーティストの家

木彫りアーティストの家に遊びに行く。相原駅に初めて降りた。

あらゆる家具が自作。

少し離れたところにある、森の中のアトリエ。すべてセルフビルド。

外壁はフォークリフトのパレット、屋根はポリカ。

内部は明るくて気持ち良い。森の中のよう。工具でぎっしり。

こういう隙がある設計、真似してもできないけど、

本当に好きで作ってるんだな、というのが伝わってくる。好きが詰まっている。