京急富岡の家リノベーション

去年夏から設計を進めていた京急富岡の家リノベーションも、形状はおよそ完成し、仕上げを残すのみとなった。

今日はコンセント、スイッチの開口をメインに確認。構造体が集中して設置できない箇所がいくつかある。展開図の軸線付近は要注意。

大工さん基本平面図見て作業すすめるので、情報量多くなって見にくくなっても、なるべく平面図に書くべきかもしれない。

いくつかの作品が海外のサイトに掲載されました

いくつかサイトに作品を載せてくれていましたので、

リンクを載せておきます。

大屋根の家:

https://www.archdaily.com/953138/big-loft-house-kominoru-design

https://archello.com/project/house-in-the-roof

archidaily China があったんですね。中国語に訳してくれたみたいです:

https://www.archdaily.cn/cn/953738/dong-jing-da-yue-ceng-xiao-wu-kominoru-design

丘の上の家:

https://www.archdaily.com/953286/house-on-the-hill-kominoru-design

https://archello.com/project/house-on-the-hill-7

同じく中国語Ver:

https://www.hhlloo.com/a/House-On-The-Hill-3.html

整理するよりも増やす側になりたい

2021年、あけましておめでとうございます。

ブログ、更新を怠っていたが、今年は移動中などの隙間時間も利用して、こまめに些細な内容を投稿できればと思う。

さて、年始のはじめにぼんやりとこのようなことを考えていた。
物事の評価軸をはっきり持っている人がいる一方で、多角的に物事を判断する人がいる。
なんとなく二種類の人種がいるかのように、はっきり分けられる。

グーグルは世界の情報を整理するという。整理された情報によって人々の利便性は上がっているが、一方でせわしさは変わらず、
生活が豊かになった感覚がない。
価格ドットコム、食べログのように商品、サービスを整理して、順位付けする格付けサイトに代表されるサービスは、
一見利用者を幸せにするが、評価軸を決めることで、軸に載らない良さが零れ落ちて、豊かさが失われていないか。

このように、リニアな評価軸しか持たなければ、効率化は図りやすいが、行き着く先に幸せは見えてこない。
このような評価軸に慣れた人は、人間をもこのように、リニアに評価し、その結果、単純な評価基準で劣っていたりと思い込み、
見下したり、差別したりする。

建築でも、効率的に作業を行おうと思えば、その流れの中で建築設計が作業になり下がり、
情報のふり落とされたつまらない建築になっていないか、感じることがある。
代わりに、理想的な建築は、どうしても効率化をそばに置いた先に生まれる。
そこには施主の理解ももちろん必要であるが、経済性の問題さえクリアできればおよその施主は了解してくれる。
建築は、豊かさを作っていくプロセスでありたい。経済原理と矛盾するところはアイデアで克服すればよい。
セルフビルドを導入すれば、体を動かすことで健康につながり、滞りがちの人々の交流も生まれる。

人間もゆたかなものであるという認識のもとで判断すれば、優劣でそもそも判断しなくなる。
そうすれば他人の様々な良さが見えてくる。そのような見方が結果的にただ比べるだけのせわしい豊かさから、日々見つかる平穏な豊かさへと変わり、
真の幸せにつながるのではないか。そもそも生命はエントロピー、つまり情報を増やすものであるものである。

整理する代わりに、情報を増やして豊かにする行いをしていきたい。