I邸PJ 鉄骨検査

三鷹にある井上鉄工さんに制作を依頼しています。検査では、主に寸法、板厚、ダイアフラムの角度をチェックしました。 

三次元の複雑な形で、溶接箇所も多いにもかかわらず、きれいに丁寧に作ってくださっています。

誤差は全て3ミリ以下に収まっていました。

建て方は12月予定。立ち上がった後も、現場溶接作業がしばらく続きそうです。中間検査はその後になるか。

I邸PJ

I邸PJが着々と進んでおります。

10月半ばに配筋、RC基礎打設を終えました。

基礎配筋の様子
RC打設後の様子

上部の重量鉄骨造を充分支えられる、頑丈な基礎ができました。

Rhino inside revit

わたしがいちばんよくつかうふたつのツールが遂に合体して使える様になりました。

Rhino inside revit

早速いろいろ実験してみました。

実験として、アダプティブコンポーネントを作成

二本の線を決めてあげれば、パネルが自動で生成するようにします。

こちらの建物の緑の線にパネルを生成していきます。

パネルの骨組みは アダプティブコンポーネント で作っていますが、ルーバーはピッチ等が一緒のため、grasshopper上で生成しています。

ライノ上およびRevit上にリアルタイムに表示され、さらに Add Brep DirectShape に繋げば、レビットにモデルとして書き出されます。

コロナ後初出張 後半

岡山から兵庫の加古川へ。ローカル線で1時間くらいでした。

タカミオカキさんのご依頼を受けまして、新しいおかきづくりのための工場の現場確認に伺いました。

https://takamiokaki.com

場所は加古川を上流に向かって一時間走ったところになるある黒田庄というところ。山と田んぼに囲われ、風光明媚で大変美味しい水が湧き出るそう。山田錦さんの工場も近くにある。

大きな古民家をリノベーションしておかき工場にするわけですが、土壁や土間で作られた古民家と、自然素材を重視するおかきの相性はとてもよさそうなため、なるべく早く古い建材を残しながら、清潔で居心地のいい工場を作りたいと考えています。

コロナ後初出張 前半

今日は久々の出張で岡山。AM11時の打ち合わせですが、7:13品川発ののぞみで無事間に合いました。

メインは施工会社との顔合わせ&見積もり打ち合わせ。コロナでずっと電話とメールのやりとりでしたので、初めての顔合わせ。顔をあわせれば自然と距離が縮まります。

今回はリノベーションのプロジェクトのため、施工会社と一緒に既存建物をまわり、図面と照らし合わせました。

遠かったが有意義な打ち合わせでした。これをきっかけにプロジェクトがスムーズに進み出すことを願います。

午後は施主に美味しいお寿司に連れていただきました。冨士寿しさん。

翌日は役所まわり。外装で木を使う為、耐火性能に影響するかの確認。結論としては主要構造ではないので問題ない、ということでした。これで安心して先にすすめられます。外装で建築面積は増えるが、床面積は増えないので増築には当たらない。

エレベーターを新設するのですが、減築→増築になるとのこと。今回のエレベーターは各階の面積足しても10平米未満のため確認不要ですが、要注意。

ダイナモ

rhinoにgrasshopperというVPL(ビジュライズドプログラミングランゲージ)があるように、revitにはdinamoというVPLがあります。

若干の違いはありますが、grasshopperは実務で使ったり、授業で教えたりしているので、dinamoは無理なく使える印象です。

造形の自動化や、設計プロセスの自動化、効率化に使うイメージですね。dinamoはどちらかというと後者で使う機会が多そうです。

設計とは違う脳の部分を使っている感覚がありますので、気分転換にやっています。

現在ひとつ建築法規の自動判定のお仕事が進行中で、それに取り組んでいます。

解体そろそろ完了

I邸PJの既存住宅の解体はほぼ終わり、お盆明けにいよいよ着工準備と地鎮祭になります。

解体は今回は不要な家具類も、そのまま置いておけば撤去していただけました。(別料金か、そもそも残置してよいのかはその都度要確認)

住宅でエネルギー向上計画認定を申請しました。

住宅の省エネ認定は低炭素建築物認定を取得するケースが多いですが、今回の住宅は鉄骨造で、低炭素認定を取得するには少し相性がわるく、珍しいエネルギー向上計画認定を取得する方向で進めています。

要求される性能は一時エネルギー消費性能と外皮性能で、ほぼいっしょです。

確認申請機関の審査を終え、本日練馬区役所に提出しました。順調であれば一週間で降りるとのこと。

練馬区役所はなんと四年ぶりの申請で、担当者も要件を調べるのに苦労されていたようです。

西荻の共同住宅の模型を製作中

お盆前は確認審査機関や現場も休みで、集中して仕事ができます。夏休み中の学生さんにバイトで来てもらい、西荻の共同住宅の模型を製作しています。

近代美術館で開催中の隈さんの展示をみて、改めて模型の意味について考えました。デジタルファブリケーションと違い、手作りはやはりそこに掛けた時間や想いが封印されますね。手作りはやはりいいものです。

家具以外竣工

飯田橋のマンションリノベーション、設計依頼から一ヶ月、施工会社の協力のもと、驚く速さで竣工しました。

高層マンションの上にくつろぐ茶室を作りました。ほかにも室内全般を作り替えています。

あとは造作家具の取り付け。4月30日予定。